天気入門

2004年10月23日
えるにーにょげんしょう【エルニーニョ現象】
 赤道付近の東太平洋(ペルーやエクアドル沖合)でおよそ1000kmの広がりをもって、海面温度が異常に高くなる現象のこと。この海域では平常な季節変化として毎年クリスマスごろになると、一時的に海水温度が高く、塩分が少ない海水が現れる。しかし、数年に一度この現象が6か月から1年くらい続くことがあり、これをエルニーニョ現象という。エルニーニョとはスペイン語で「神の子」の意味で、クリスマスごろ現象が始まるため、このような呼び名になった。なお、エルニーニョ現象が起こると世界各地で気温や降水量の変化が顕著に現れやすくなり、日本では冷夏、暖冬、梅雨明けの遅れ、日本付近では台風の発生数が減少する傾向がある。エルニーニョ現象の原因はまだよくわかっていないが、熱帯の太平洋全体におよぶ気象の変化、さらには地球全体の気象の変化と関係しているといわれる。
(→ラニーニャ現象)

らにーにゃげんしょう【ラニーニャ現象】
 南東貿易風が強まり、西に向かう海流が強まるため、ペルー沖では深海からの冷水がわき上がり、水温が低くなる現象。エルニーニョ現象と逆であるが、異常気象の一因と考えられている。ラニーニャ現象が起こると、日本付近では東日本、西日本の夏の気温は平年並みから高め、冬の気温は平年並みから低めとなる傾向がある。
 ラニーニャとは「女の子」の意味。
(→エルニーニョ現象)

参考文献
「yahoo天気情報-用語集」

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